ブランディングの基礎を知りたい方へ
ブランディングの定義が良く分からない...。
取り組みたいけど、どうしていいのか分からない...。
「ブランディングは大企業がやるもの。小さな会社には必要ない」
以前から、こんな言葉をよく耳にしていました。
社会状況が大きく変化した今でも、そう思っている経営者も多いかと思います。
しかし以前に比べると、ブランディングに関する書籍が出版されたり、セミナー等も増えています。
それでも、抽象的な話しも少なくなく、どうも理解できない、分かりづらいという声も聞こえて来ます。
理解できず、分からなければ、ブランディングに取り組むと言っても二の足を踏む状態に陥ってしまいます。
そんな方の為に「ブランド」「ブランディング」について、分かるようにお話したいと思います。
「なぜ、小さな会社にもブランディングが必要なのか」
「なぜ、ブランディングで多くの経営課題が解決できるのか」
等々お伝えいたします。
ブランドとブランディング
「ブランド」と「ブランディング」の違いが判らず、混同している方がいます。
書籍やネット上でもそれぞれの考え方、表現をされるので、どれが正しいのか分からなくなるケースも見受けられます。
それぞれ語られるている事を聞くと、どれも間違ったことを言われてないので、聞いた方が一番しっくりくる理解しやすい考え方、表現を基本にされれば良いと思います。
ここでは次のように定義しておきます。
ブランド … 企業名、商品名、サービス名等を聞いて想い起すイメージ
ブランディング … ブランドを構築、形成、定着及び継続させるための一連の活動
小さな会社はブランディングを
小さな会社は大企業と違い、経営資源が乏しく、宣伝広告費も多く掛ける事は出来ません。
テレビ、雑誌等のメディアで、不特定多数に向けての大々的な広告宣伝は、難しいという事になります。
大企業が扱っている商品サービスと同じようなモノを、大企業と同じように広告宣伝を行っても勝ち目はありません。
結局のところ、コストばかり掛かり、結果が出ないという事になります。
では、どうすれば良いのか?
それは、尖がりを作りブランドを確立する事です。
尖がりとは、差別化する事です。差別化は、競合と同じ市場で自社の特徴、強みを活かす事になります。
同じ市場で自社の特徴、強みを持ってブランディングを行えば、ブランドは確立されて行きます。
更にターゲットを絞り込めば、狭い市場であっても大企業に負けないブランドの確立も可能となります。
経営課題を解決するブランディング
ブランディングに取り組むと、様々な経営課題が解消されます。
以下にブランディングのメリットを挙げておきます。
① 価格競争に巻き込まれず、高単価商品が売れる
② リピート率が上がる
③ 新規顧客獲得コストが低減される
④ 社員のモチベーションが向上する
⑤ 優良な人材が採用可能となる