なぜ起業したのですか?

今回はビジネスマインドについてお話したいと思います。

もしかしたらあなたもこの言葉をお聞きになった事があるかも知れません。

なぜ今、敢えてこれについて触れるかと言うと、

ブランディングのご相談を受ける中で、最近こんな問題にぶつかります。

 

それは、どう自分のブランドを確立するか、どう自分の市場価値を上げるか、どう集客すれば良いのかと言う前に、そもそも何故、起業したのかという点について明確に回答する方が少ないという事実があるからです。

 

ここ数年、特に国の女性政策もあり、女性の起業を支援する流れが強くなっていました。(今また熟年者にもですが・・・)

 

ある例をご紹介します。

彼女はファッション・コーディネーターとして起業してから4年目になるそうです。

 

その方の悩みとは・・・。

正規の料金を提示すると必ず他と比較され、結果値引きをすることに。

仕事によっては見積もりよりも赤字を出してしまうことも度々あるというのです。

 

具体的に伺うと、提示した見積もりよりもずっと時間がかかり、数時間のはずが何倍も要してしまい、でもそれは無償のサービスとしかならないというのです。
時には時給1000円を切る事も。

 

「時々何のために仕事をしているのかと思うのです。
私が女だから舐められているのではないかって・・・。
私にブランド力がないからでしょうか?」

 

そして言葉強くおっしゃいました。

「スキルでは、同業者よりもずっと優れていると自負しています。」

 

そう、よく聞く言葉です。

“他に勝るとも劣ることはありません”

仕事への誇りや自信は絶対なければならないと私も同感です。

 

でも、起業であろうと社員であろうと仕事は出来て当たり前。

そんな事を絶叫したって何の意味もありません。

 

こんな事なら勤めていたほうがマシだったと愚痴る事自体がナンセンスです。

 

私は彼女の悩みを聞いていて、以前女性の社会での活躍を支援している方のコメントを思い出しました。

パートや契約社員で安い賃金もらい、そのくせ拘束されるならば、同じ金額なら自分で仕事を立ち上げて自由にやったほうが輝けますよ。

彼女は私に「小渕さんもそう思われますでしょ?」と文字通り顔を輝かせておっしゃったのです。

 

そこで議論するつもりはありませんでしたから、お聞きするに留まったのですが、

私の中では、果たしてそうだろうか?という疑問が湧いていました。

 

確かにどのような仕事の仕方を選択するかはひとりひとりの自由です。

私も起業した一人ですから。

ただ、どうせ同じ賃金ならとは思いませんでした。

 

私も自分で選択し、自分の裁量で仕事を進めて行きたいタイプの人間です。

仕事に誇りを持っていなければとも思います。

勤めていたって仕事の評価は付きものですし、それが賃金に跳ね返ることも事実。

 

であるにも関わらず、会社という安全地帯(責任の重さを考えれば明確ですね)から抜け出してなぜ起業するのか・・・。

しかし、夢をもって志を抱いて起業したであろう彼女の言葉が、なぜあのような”ボヤキ”になってしまうのか。

私はブランディングを進めるにあたって、ここのところをしっかりと押さえていかなければならないと痛感しています。

 

「なぜ起業をしたのか」がしっかりと自分の根底にあれば、どのような危機に遭遇しても乗り越えていけると思っています。

これは男女に関わらずです。

 

ビジネスは生き物です。

全ての細胞が日々変化するように、ビジネスもまた新陳代謝の繰り返しです。

何かにしがみついていても、必ず古い細胞は新しい細胞に取って代わられる。

 

ビジネスはまさに戦場なのです。

どのような戦い方をするにせよ、まずは己の礎をしっかりと持っていなければ砂上の楼閣と同じなのですから。

 

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