仕事にジレンマを感じたら

自分が何者かがわからなくなっている・・・。

最近、そんな悩みを何人もの方から伺います。

かつて私もそうでした。

だから、よくわかるのです。その迷走のトンネルの中状態が。

 

こういう方に共通しているのは、何をやらせてもそこそこ出来てしまう。

結構探究心も強いので、ひとつの仕事からそれにまつわることを追求していく。

これはこれで必要なことなんですが。

問題なのは、そこで沢山のやれることを抱えてしまう結果になっているという事。

 

こんな例があります。

あるイメージコンサルタントの方。

彼女は、いわゆる才女のモデルのような人です。

そのルックスもさることながら、仕事のセンス、スキル、持ち前の感性は他の同業者よりずっと群を抜いていると私は思っています。しかも、文才に長けている。

が、才女であるがゆえに、いくつもの分野を抱えてしまっていると時々感じます。

 

ふとこんな言葉を漏らした事がありました。

「ああイメコンね、と呼ばれることにジレンマを感じることがあるんですよ」と。

 

彼女には、服装のコーディネイトやカラーで表面を変えることを通して、もっと深い意味でクライアントの持つパーソナリティ、能力を引き出す仕事をしているという自負がおありなのではと、その言葉を聴いたときに思いました。

そして私が思ったのは、彼女のやりたい仕事は本当にイメージコンサルタントなのだろうかと言う事でした。

 

もともと彼女は有能な出版プロデューサーとしてのキャリアをお持ちで、現在もその仕事をしています。

クライアントのサポートをする過程で、その人の外見(身なり等)の大切さに気が付いて取得したイメージコンサルタントの資格。そこには多大な自己投資をしたことでしょう。その時間と労力、コストを考えれば自ずと肩書きとして記したいのは山々なのは、よーく分かります。

だから、あなたのライバルは?と言う問いに対して「ライバルはいません」と断言されたのです。(ライバルはいない・・・仕事にプライドをお持ちの方ほどそうお答えになります)

 

更に気になったのは、彼女の考えているイメージコンサルタントと、世間で認知されているところのイメージコンサルタントのイメージに、かなりのズレがあるように思います。しかし、彼女がイメージコンサルタントを名乗る以上、人は世間で認知されているそのままを受け止めるでしょう。

 

彼女の抱えるジレンマは、ご自分の仕事を特化仕切れていないところなのではないかと、私は思いました。

これはポジショニングにも大きく関わることですが、他者に対して複数の自分を見せている限り、其々の分野をこなせていても他人からはスペシャリストとしての認知はされにくい。ましてや、顧客に「○○だったら△△さん」と真っ先に思い浮かべてもらう事は難しくなります。

 

あなたが色々なことができるエンターテナーに見られている限り「○○だったら△△さん」と認知されることはないでしょう。

ビジネスを進める中で「これは私の望む仕事ではない」と感じたことはありませんか?

もしもそんな思いをした事があるのなら、
もう一度ご自分の仕事の棚卸が必要かも知れません。

それが大きなストレスにならないうちに。

 

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小渕良子です

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